量産化技術部
量産化技術部は、機能材料事業本部の開発センターの1つとして、機能性材料のプロセス開発、量産化技術の開発、および新製品の試作に取り組んでいます。小試験からセミコマーシャルプラントの一体運営により新製品の迅速な開発をめざしています。
触媒開発分野
触媒開発分野では、オレフィン重合触媒であるチーグラー・ナッタ(ZN)触媒とメタロセン触媒の技術開発を行っています。1950年代前半にZN触媒が発見されて以来、当社はいち早くライセンス契約を結び、研究を進め改良を重ねてきました。独自の触媒技術を駆使して、良好な形状、高活性化を実現した当社の触媒は、国内外で広く使用されています。
近年では、ZN触媒において、広範囲な顧客ニーズに対応するため、さまざまな製造プロセスに適用可能な触媒を開発し、技術革新を推し進めています。また、メタロセン触媒においては、担持技術開発により、溶媒を使用しない環境調和型のポリエチレン製造プロセスで使用可能な触媒の開発を進めています。さらに、多様な製造プロセスに適用可能なメタロセン触媒を開発しており、ポリオレフィン製造の量産化技術確立の土台となっています。
メタロセン触媒から得られたポリプロピレンのペレット
プロセス開発分野
プロセス開発分野では、これまで、ポリプロピレン製造プロセス、ポリエチレン製造プロセス、メタロセン触媒を用いた世界初のエラストマー製造プロセスなど、さまざまなポリオレフィン製造プロセス開発を行なってきました。特に、ポリプロピレン製造用HYPOLプロセスにおいては、世界各地で50以上のライセンス供与を行なってきており、当社のプロセス技術は高い評価を受けています。
新製品開発のスピードアップを目指し、フラスコスケールから数百リットルスケールへの展開、本プラントを想定した連続・バッチ運転データ取得など、量産化技術の検討および本プラント支援に取り組んでいます。また、多目的セミコマーシャルプラントを有しており、多様で迅速な市場開発を可能としています。
小試実験風景


多目的セミコマーシャルプラント