生産技術センター

生産・技術本部に属する生産技術センターは、袖ケ浦、大阪、岩国の3地区に分かれ、 各地区固有の技術を活かして、既存プロセス改良、新規プロセス開発、プロセスに関わる共通要素技術の維持・強化に取り組んでいます。

ケミカルズ分野

ケミカルズ分野では、フェノール、ビスフェノールA、オレフィンなどの各種基礎化学品おいて、革新的な生産技術の研究開発を行っています。

例えば、フェノールはクメン法を用いて生産します。ベンゼンとプロピレンから得られるクメンを空気酸化した後、酸触媒で反応させフェノールとアセトンを生成し、蒸留で分離、精製するプロセスです。クメン法プロセスでは酸化工程での反応成績が競争力を左右します。化学-化学工学-シミュレーション技術と実機の酸化反応解析による改良により、世界トップレベルのコスト競争力をもつクメン法フェノールプロセスを開発しています。

中試験-固定床反応器
中試験-固定床反応器

中試験-晶析設備
中試験-晶析設備

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化成品分野

化成品分野では、高純度テレフタル酸およびボトル用ペット樹脂の工業化技術に関する研究開発を行っています。また、多目的パイロット群を活用した各種プロセス開発を行っています。

日本においてトップシェアを有している高純度テレフタル酸(PTA)およびボトル用ペット樹脂(三井PET)は、ともに東南アジアを中心とした海外に拠点を置き、今後も海外での事業展開が計画されています。世界でトップの技術レベルを維持するために製品の高品質化、環境との共生をめざしたプロセス開発に取り組んでいます。

高純度テレフタル酸(PTA)とポリエチレンテレフタレート(PET)研究開発設備

小試験-酸化設備
小試験-酸化設備

中試験-重合設備
中試験-重合設備

PETボトル
PETボトル

高純度テレフタル酸(PTA)とポリエチレンテレフタレート(PET)研究開発設備

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先端・共通基盤技術

ケミカルプロセスにおける先端技術および、共通基盤技術の研究開発にも取り組んでいます。

例えば液体に匹敵する大きな溶解力と、気体並みの高い流動性と分子エネルギーといった優れた特性を持つ超臨界流体を活用したプロセスや、非化石原料を活用し温室効果ガス(GHG)を削減する有機合成・バイオプロセスなど、グリーンケミストリー技術の開発に取り組んでいます。また、汎用ポリマーの化学修飾・構造制御を行うことにより新たな機能を付与するコンパウンド技術の開発を行っています。さらに化学工学モデルに基づく高度シュミレーションや制御技術を駆使して、プロセスの収率を極限まで高める試みにも取り組んでいます。

超臨界流体反応装置
超臨界流体反応装置

シミュレーション
シミュレーション

培養装置
培養装置