「三井化学 触媒科学賞」受賞者

三井化学は、化学および化学産業の持続的発展に寄与する目的で、世界の触媒科学分野において特に優れた研究業績をあげた研究者を表彰する「三井化学 触媒科学賞」、「三井化学 触媒科学奨励賞」を2004年に制定いたしました。

2016年「三井化学 触媒科学賞」、「三井化学 触媒科学奨励賞」各受賞者が決定しました。

受賞者は以下の通りです。

受賞者一覧

授賞式・記念講演はこちら

所属・肩書きは発表当時のものです。

2016年受賞者

三井化学 触媒科学賞

Shannon S. StahlShannon S. Stahl
ウィスコンシン大学マディソン校 教授


業績:
「Catalysts for Selective Aerobic Oxidation of Organic Chemicals」

Shannon Stahl博士は、空気による酸化触媒の開発において新しい分野を拓いた。すなわち、ファインケミカルや医薬品などの有機化合物を、空気または分子状酸素を酸化剤として用いて選択的に酸化するための一般的性の高い触媒を開発し、これらの反応の機構に関する基礎的な理解を深めた。

三井化学 触媒科学奨励賞

Neil K. GargNeil K. Garg
カリフォルニア大学ロサンゼルス校 教授


業績:
「Breakthroughs in Non-Precious Metal Catalysis and Harnessing Catalytic Transformations in Total Synthesis」

伊藤 慎庫伊藤 慎庫
東京大学 大学院 助教


業績:
「Polymer Synthesis Based on Innovative Retrosynthesis」

Neil Garg博士は、卑金属触媒を用いた反応や高ひずみ化学種を駆使した反応を開発し、天然物を含む、有用なヘテロ環化合物の効率的な新規合成法を開発し、有機合成に新しい可能性を示した。

伊藤慎庫博士は、「革新的逆合成」という概念に基づいて,機能性高分子の合成を可能とする新たな触媒と重合反応を開拓した: (a) フォスフィン−スルホン酸エステル配位金属錯体による α−オレフィンと極性ビニルモノマーの共重合: (b) 「ピンポン重合」— 交互アリール化—ヒドロホルミル化反応とビニルアルコール−エチレン交互共重合: (c) 双環オキソアルケンをアリン等価体とする o-アリレン含有高分子合成。

授賞式・記念講演

日本化学会秋季事業「第6回CSJ化学フェスタ2016」において当社主催の触媒科学セッション「触媒科学フォーラム ~触媒科学最前線~」を開催し、その中で触媒科学賞および触媒科学奨励賞の授賞式、受賞記念講演を実施致しました。

日程 2016年11月14日(月)
会場 タワーホール船堀(東京都江戸川区)http://www.towerhall.jp/4access/access.html別ウィンドウで開く
詳細は下記ホームページをご覧ください。
化学フェスタ : http://www.csj.jp/festa/2016/別ウィンドウで開く
講演 招待講演(2件) ・ 北川 宏 教授(京都大学大学院)
「DOS Engineering by Inter-element Fusion」
・ 袖岡 幹子 主任研究員(理化学研究所)
「Transition Metal-Catalyzed Synthesis of Fluorine-containing Molecules」
受賞記念講演(3件) 2016年「三井化学 触媒科学賞」 ・ Shannon S. Stahl 教授(ウィスコンシン大学マディソン校)
「Catalysts for Selective Aerobic Oxidation of Organic Chemicals」
2016年「三井化学 触媒科学奨励賞」 ・ Neil K. Garg 教授(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
「Breakthroughs in Non-Precious Metal Catalysis and Harnessing Catalytic Transformations in Total Synthesis」
・ 伊藤 慎庫 助教(東京大学 大学院)
「Polymer Synthesis Based on Innovative Retrosynthesis」