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2001年1月5日

三井化学株式会社
社長 中西宏幸


2001年社長年頭挨拶(要旨)

 21世紀が幕を開けた。20世紀の最終年である2000年は、我が国経済の本格回復が期待されたものの、 特に、化学工業の分野では、原油価格の急騰の影響を受け、高操業にもかかわらず、大きな苦戦を余儀なくされた一年であった。

 当社は、1997年10月に発足し、1998年度から2000年度までの3ヶ年を早期に合併効果を実現する期間と位置づけ、 中期経営計画を策定して、重点化戦略/機能性材料分野の新製品開発戦略/グローバル戦略/グループ戦略/合併効果の推進/ 環境・安全の推進/企業体質の強化を推進し、予定した計画は概ね実行に移すことができた。本年2001年度から始まる次の中期経営計画では、 更なる拡大・成長を果たし、当社が目標とする世界の市場において存在感のある総合化学企業を目指そうとしている。

 しかし、昨今の当社を取り巻く事業環境は、欧米化学企業の極めてダイナミックな事業再編と規模拡大、アジア新興勢力の石化事業の拡大など 予想をはるかに超えるスピードと規模で進展している。こうした中、当社は、事業環境の認識、戦略の方向を同じくする有力企業との思い切った アライアンスにより、事業規模を拡大し、製品・技術・市場のシナジーを追求していくことが不可欠と判断し、2003年10月を目途に 住友化学工業(株)との全面的事業統合により世界の市場において存在感のある「21世紀におけるグローバルリーダー」を目指すことを決断した。

 本年は真に世界の市場において存在感のある「21世紀におけるグローバルリーダー」となるための第一歩を踏み出す大変重要な年である。 合併3年目にして新たに全面統合を実施していくことは大変であるが、「21世紀におけるグローバルリーダー」となる道は我々自らが 切り拓いていかなければならない。当社の明るく力強い将来を築くために共に頑張って欲しい。

以 上



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