社会貢献活動

次世代育成

次世代を担う若者や子どもたちに、科学に興味を持ってもらい、将来の科学技術を支える人材となってほしい。そんな思いから様々な活動を実施しています。

化学実験教室「ふしぎ探検隊」

次世代を担う子どもたちに化学の楽しさと可能性を伝えたい、という思いから始まった化学実験教室「ふしぎ探検隊」は、2006年から各事業所近隣の学校、夏休みのイベントやお祭りでの出前教室、工場・研究所見学時における実験教室など、様々な形態で実施してきました。2015年度は中国やシンガポールを含む国内外全16事業所で計42回の教室を開催しています。

楽しく実験しながら化学を身近に感じてもらうために、各地区とも、日常生活に身近な「化学のなぜ?」を実験テーマに選定すると同時に、化学がいかに私たちの生活に密着しているか、化学のチカラでできることは何かといったことを取り入れた、わかりやすく楽しい実験になるよう工夫しています。2015年度はのべ5,300名を超える子どもたちに参加いただきました。子どもたちからはこの実験教室を通じて「理科が好きになった」「家に帰ってもう一度同じ実験をしたい」などの感想を多くいただいています。

本活動について一般社団法人触媒学会より「平成27年度教育賞」、文部科学省より「平成27年度青少年の体験活動推進企業表彰 審査委員会奨励賞(大企業部門)」を受賞しています。また文部科学省「土曜学習応援団」に登録し、活動のすそ野を広げています。


中国での実験教室の様子


夢化学21夏休みこども実験ショーの様子

ふしぎ探検隊アイテムリスト

※実験タイトル名は変更する場合があります

No.実験タイトル名分野・知識・形式内容
1ウレタンむくむく実験化学化学反応演示型
自社製品
クッション材、安眠枕や冷蔵庫などの断熱材に使用されているウレタンの発泡の様子を見て、反応熱、硬さの違いを実感・体感してもらいます。
2スライム
・自分で作るスライム
・皆で作るジャンボスライム
・光るスライム
・スライムボール
化学ポリマーの性質体験型 むにゅむにゅしてどこまでものびる不思議な物体「スライム」づくり(ポリビニールアルコールと水をホウ砂によって架橋させる)を通して、ダイラタント流体、水の閉じ込められる原理を学んでもらいます。
3偏光板で光実験物理体験型 携帯電話などに使用されている自然光を直線光に変える素子の偏光板で、万華鏡づくりを通して光の通り方を学んでもらいます。
4クロマトアート化学吸着分離体験型 水性ペンのインクにいろんな色(色素)が混ざっていることを学んでもらいます。
5プラ板化学ポリマーの性質体験型 ポリスチレン板の熱収縮の性質を利用したオリジナルアクセサリー(キーホルダー)づくりを通して、プラスチックの性質や分別について学んでもらいます。
6浮沈子物理浮力体験型 ペットボトルとプラ製しょうゆ入れから浮沈子をつくり、浮力と圧力について学んでもらいます。
7紫キャベツの色実験化学酸とアルカリ体験型 紫キャベツからアントシアニンを取り出し(抽出)、身近な液体の性質を調べることにより、化学分析、酸とアルカリの性質を学んでもらいます。
8吸水性ポリマー化学ポリマーの性質体験型
自社製品関連(不織布)
紙おむつや園芸用品などで使用されている吸水性ポリマーを使った芳香剤づくりを通して、水を保水する原理を学んでもらいます。
9レインボータワー物理比重体験型 濃度の異なる色水を試験管に注いでレインボータワーをつくることを通して、溶液の比重について学んでもらいます。
10冷え冷えルンルン♪ ヒエルンをつくろう!化学溶解熱体験型
自社製品
(尿素)
肥料や保湿クリームなどに使用されている尿素の溶解熱による吸熱の原理を学んでもらいます。
11発泡入浴剤のしくみを知ろう!化学酸と塩の反応体験型 重曹とクエン酸を使って発泡入浴剤をつくり、二酸化炭素が発生するしくみを学んでもらいます。
12酸性雨について知ろう!化学酸とアルカリ
酸化・還元
体験型 紫キャベツ抽出液によるpH測定とヨウ素脱色実験を通して、酸性雨の現象および原因について学んでもらいます。
13紙すきをしよう!技術紙の作り方
リサイクル
体験型
自社製品関連(アクリルアマイド)
身近にある道具を使って紙すきを体験してもらい、紙のつくり方やリサイクルについて学んでもらいます。
14プラスチックを溶かしてシールを作ろう!化学ポリマーの性質体験型
自社製品関連(熱可塑性樹脂一般)
グルーガンを使って樹脂を溶かし、シールをつくることを通して、熱で溶かして形にしていく熱可塑性樹脂の性質について学んでもらいます。
15キュッと縮むフィルムのふしぎを体験しよう!化学ポリマーの性質体験型
自社製品関連(フィルム、PET等)
PETボトルのラベル、包装材料として使用されているシュリンクフィルムを使ったオリジナルPETボトルづくりを通して、熱収縮の原理を学んでもらいます。
16空気の力を見てみよう!(空気砲の実験)物理流体力学演示型 空気砲から出される空気の輪の観察を通して、空気抵抗について学んでもらいます。
17松ぼっくりに雪をふらせよう!化学結晶体験型
自社製品
(尿素)
尿素の水溶液を松ぼっくりに噴霧し乾燥する様子を観察することで、結晶の析出について学んでもらいます。
18ホタルのひかりをつくろう!化学酵素体験型 ホタルからとれる酵素ルシフェラーゼを使った光(生物発光)と、ルミノールを使った光(化学発光)をつくって、その違いを学んでもらいます。
19油を吸着してみよう!化学ポリマーの性質体験型
自社製品
(タフネル®)
水と油が混ざったものから、油だけを吸着させる実験を通して、吸着材の原理と使われ方、また油流出事故が環境にもたらす影響を学びます。
20のびる?ちぢむ?きえる?!
ひみつのプラスチックの性質を調べてみよう!
化学ポリマーの性質体験型
自社製品
(アブソートマー®)
各種プラスチックフィルムを伸ばしたり、縮ませたり、溶かしたりすることで、その性質を調べます。実験を通して、温度に対するポリマー(プラスチック)の変化について学んでもらいます。

実験教室で使用しているロゴマーク実験教室で使用しているロゴマーク

実験教室のマスコットキャラクター実験教室のマスコットキャラクター

インタ-シップ実習生受入れ 大牟田工場

当社の関係会社である山本化成では(本社:大阪府/染料・色素・その他化学品の製造販売)、地元の学校からの要請を受け、大牟田工場でインターンシップを実施しました。
このインターンシップは2000年から(2002年を除き)毎年実施し、今回で15回目になります。

時期2015年8月24日・26日(2日間) ※25日は台風接近で中止。
参加者福岡県立三池工業高等学校 工業化学科より1名
内容 ① 会社紹介
② 工場見学
③ 環境・安全・品質教育
④ 生産管理概要
⑤ 製造現場実習
⑥ 分析機器実習
⑦ 結果レポート作成

インターンシップでは体験型研修を中心とした「ものづくり」の考え方や安全・品質・現場などの基本を学ぶことができ、インターン生からは、「知恵と技術で工場は動いている事を実感しました」と感想をいただきました。
これからの将来を担う学生の皆さんに少しでも仕事の楽しさ、化学産業の仕組みや歴史などに興味を持ってもらえるよう、地域に密着した地道な活動に今後も取り組んでいきます。


インターンシップの様子


インターンシップ生と大牟田工場メンバー

海外からの視察・研修生受け入れ

海外からの日本企業のものづくりの現場や製品の視察、研修生の受け入れも行っています。
JENESYS2015※1招へいプログラムの訪日団(22名)を受け入れ、市原工場の見学会と意見交換会を行いました。
また、HIDA※2からは6名の研修生(新興市場開拓人材育成支援事業:3名、低炭素技術輸出促進人材育成支援事業:3名)を受け入れています。
このような機会を通じて、国際社会において日本の製造業への関心や理解が深まる活動に協力していきます。

※1
JENESYS2015:
政府が主催し、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が日本とアジア大洋州・北米・欧州・中南米地域の各国・地域との間で実施する青年交流事業です。将来各界で活躍が期待される優秀な人材に日本への理解を促進し、日本の外交基盤の拡充等を目的としています。
※2
HIDA:
一般財団法人海外産業人材育成協会。主に開発途上国の産業人材を対象とした研修および専門家派遣等の技術協力を推進する人材育成機関です。


HIDAからの研修生の様子


JENESYS2015の視察の様子

長生高校における企業連携講座への協力

茂原研究・開発センターは、高等学校における科学技術教育充実のために、茂原市内の千葉県立長生高校で行われている「企業連携講座」に協力しています。
2015年度は、当社研究者2名を高校に派遣し、会社紹介と化学がどのように社会や生活に貢献しているか、また研究者がどのように企業で働いているかを講義しました。
受講者からは、「長い研究や試験を繰り返してようやく製品になるのだから、研究は大変だけれどやりがいのありそうな仕事だと思った」などの感想が寄せられました。
受講者が本講座を機会に化学や生物への関心を深め、近い将来、日本の科学技術を支える人材に育ってくれることを期待します。


高校での講座開催の様子

学生向け知財教育の支援

当社は、大牟田市の有明工業高等専門学校から知的財産に関する教育の依頼を受け、2007年度から学生向けの知的財産教育を実施しています。2015年度も、2016年1月5日に、専攻科の学生を対象とする同校独自のカリキュラム「地域協働特論」として、「知的財産権制度の概要と活用」について集中講義を行いました。聴講した学生たちは、6時間にわたる講義と活発な質疑を通して、知的財産への理解を深めたようです。
当社は、今後もこのような次世代の人材の育成を通して、社会貢献活動に協力していきます。

中国・大学生化工設計コンテストへの協賛

当社は、2007年から始まった「中国大学生化工設計コンテスト」の決勝戦に協賛しています。第9回目を迎えた決勝戦は、当社と中国の総合エンジニアリング会社「東華工程科技」が協賛会社となり“東華科技-三井化学”杯として実施されました。
この化工設計コンテストは、中国で化学工学を専攻している学生であれば誰でも挑戦したいと思っているコンテストのひとつで、今年も全国から1,562チーム、合計7,810名の応募がありました。8月22日、23日に常州大学(江蘇省)で決勝戦が行われ、勝ち残った48チームが熱い戦いを繰り広げました。
本コンテストの位置づけや評価は、中国化学業界の中で年々高くなっており、今後も当社に関係のある分野を通じて、中国社会への貢献活動として協賛を継続しています。


決勝戦でのプレゼンテーションの様子

中国安徽省「希望小学校」との交流

中国の三井化学上海(MCCN)は2010年、創立10周年記念活動として三井化学本社と共同で、中国安徽省にある希望小学校の老朽化した校舎の建て替えに資金を寄付しています。
その後も支援を継続しており、2015年にはノートパソコンを寄付しています。
今後も継続した支援に加え、希望小学校の生徒さんとの交流を通じて、地域に貢献していく予定です。


希望小学校の生徒の様子

教員の民間企業研修への協力

2015年8月5日から本社、袖ヶ浦センター、三井化学技術研修センター(茂原)で経済広報センター主催の2015年度「教員の民間企業研修」が実施され、今回は中央区の小学校の先生8名が、3日間の研修に参加しました。当社は今回で連続10年受け入れに協力しています。
本社では企業理念、レスポンシブル・ケア活動、人材育成のほか、CSR活動の紹介として化学実験教室「ふしぎ探検隊」もご覧いただきました。袖ヶ浦センターでは、研究開発現場の見学、安全など様々な取り組みについて見学いただき、三井化学技術研修センターでは体験型の研修にもご参加いただきました。教育という点では共通点も多い技術研修センターでは、「体験・体感する」「気づいて考えさせる」ことの大切さなどについて、活発な意見交換も行われました。
先生方からは、日頃なじみが薄い素材メーカーである当社が、身の回りの多くの製品の素材を製造していることや、安全・環境、品質などいろいろ配慮しながら事業を行っていることなど、「企業がこんなにも努力していることに感銘を受けました」という感想をいただきました。
また、シンガポールでも4月7日、日本人学校の先生12名に向けてMitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.(MPS)の工場見学を実施しました。これは、シンガポールに進出している日系企業が、どのような生産活動をしているのかを知りたい、という先生たちのニーズに応えるために実施したものです。
質疑応答では先生から多くの質問があがり、当社の活動や製品、環境保全活動について熱心に学んでいただきました。
今後の学校での授業に活かしていただけることを期待しています。


国内での研修会の様子


海外での見学会の様子

アンケートにご協力ください

★印をあなたの評価と合致するところでクリックしてください

アンケートの回答には Internet Explorer 8 以降が必要です。