再生可能エネルギー関連の事業

「太陽光発電の診断・コンサルティング事業」と「たはらソーラー・ウインド®共同事業」につきまして、進捗状況などをご報告します。

太陽光発電の診断・コンサルティング事業の状況

太陽光発電の診断・コンサルティング事業は、2014年3月の事業開始から2年が経過しました。当社グループでは、太陽電池用封止シートを25年以上にわたって世界中に提供しており、屋外で長期間暴露した太陽光パネルにどのような故障や不具合が起こったのかを把握しています。また、たはらソーラー・ウインド® 発電所などの太陽光発電設備を保有しており、発電所開発における留意点、保守・メンテナンスのノウハウを把握しています。これらの知見を活用して、太陽光発電所のライフサイクルに合わせたサービスを第三者の立場で提供し、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の見直しや発電所を売り買いするセカンダリーマーケットの活発化、といった事業環境の変化に対応して事業を展開しています。
2012年7月にスタートしたFITによって、太陽光発電設備の計画・建設が活発化しました。2015年12月末時点で79.3GWの太陽光発電設備がFITの認定を受け、25.2GWが稼働しており、今後も継続して発電設備が建設される見通しです。
2015年以降に建設されている太陽光発電所は、FIT開始当初と比べると、
(a) ゴルフ場跡地や山間部など傾斜のある土地に建設されることが多く、平坦地と比べると建設コストが高い
(b) FITの買取価格が当初の40円 / kWhよりも低い24~36円 / kWhである
という理由から太陽光発電事業に関して専門性の高い国内・海外の事業者が参入しており、このような事業者が当社の「発電所計画診断」を活用する機会が増えています。
また、東京証券取引所が2015年4月にインフラファンド市場を開設し、2016年6月に太陽光発電所のファンドが第1号案件として上場されたことにより、太陽光発電所のセカンダリーマーケットが活発化しています。このセカンダリーマーケットでは発電所のデューデリジェンス(資産価値評価)が重要です。稼働中の発電所において発電量低下に繋がる不具合が生じている事例があり、当社が提供している「発電所技術デューデリジェンス」の依頼が増えてきています。
当社はこの事業を通じて、再生可能エネルギーの中でも重要な位置付けを占める太陽光発電の安定的な発展・運用に寄与しています。

サービス提供の図

サービス提供の図

太陽光発電所のライフサイクルに合わせて提供しているサービス

ライフステージ 提供しているサービス サービスの内容
計画 発電所計画診断 発電設備の設計、期待発電量、保守・メンテナンスといった発電所の計画を評価
建設 パネル品質診断 発電所に導入される太陽光パネルの品質(長期的な性能、品質管理)を評価
発電所診断 計画通りに建設されているかどうか(進捗状況、施工状態)を評価
運転 発電量データ診断 計画通りの発電量が実現しているかどうかを評価
売買・証券化 発電所技術デューデリジェンス 発電設備の稼働状況、将来の発電量、必要とされる保守・メンテナンスなどを評価

稼働中の太陽光発電所で生じている不具合事例

< 赤外線カメラの画像 >太陽光パネルのバイパスダイオードの故障により太陽光パネルの一部が発熱している(白い部分が発熱している)


< デジタルカメラの画像 >雷の直撃を受けて太陽光パネルのガラスが割れている


< 上:デジタルカメラの画像、下:赤外線カメラの画像 >太陽光パネルの間から草が出てくることにより影が生じ、その影によりシリコンセルが発熱している(白い四角の部分)

お問い合せ先

次世代事業開発室solar-adviser@mitsuichemicals.com

たはらソーラー・ウインド® 発電所の稼働状況

三井化学は、代表会社として三井物産(株)などの6社と共同で、愛知県田原市臨海部に、総発電能力56MWの太陽光および風力を一緒に系統連系するハイブリッド発電所「たはらソーラー・ウインド® 発電所」の建設工事を2012年11月に開始しました。その後4カ月あまりの試運転期間を経て、2014年10月1日に商業運転を開始しました。

商業運転開始後の稼働状況

当社をはじめとする7社の参加会社で運営する「たはらソーラー・ウインド® 発電所」は、2014年10月の運転開始以来、1年半以上が経ちました。これまで、事故や目立ったトラブルもなく、田原市の豊富な日射量や恵まれた風況のもと、予想発電量を大きく上回り順調な発電を続け、CO2削減にも大きく貢献しています。
当発電所は、国内でも例の少ない太陽光と風力のハイブリッド型大型発電所として、多くの人に関心を寄せられています。2015年度は、愛知県や田原市、参加会社を通して、国内外より多数の見学者や取材を受け、田原市内の学校においては、環境学習の材料として活用されました。
さらに、2015年度は、社内向けイベントとして、「夏休み家族見学会」を実施しました。見学会では、環境に対する意識の向上、そして家族の絆を深めること目的として、太陽光・風力発電所の見学とともに「環境に配慮した当社製品を使用した親子実験教室」を行いました。風車や太陽光パネルを間近で見学することにより、再生可能エネルギーを身近に感じてもらいたいと考えています。

当発電所は、これからも、発電所見学活動や実証実験を通して、再生可能エネルギー推進と環境負荷低減に寄与していきます。

2015年度発電状況のグラフ

夏休み家族見学会の様子

アンケートにご協力ください

★印をあなたの評価と合致するところでクリックしてください

アンケートの回答には Internet Explorer 8 以降が必要です。