人材育成の考え方

当社グループは、「人材マネジメント方針」に基づき、世界で活躍できる人材を長期視点に立って育成します。
「世界の市場や仲間と日々対話し、社会の求める価値を生み出すことのできる人材を育成するため、主体的に成長を目指す社員を積極的に支援すること」が、人材育成の基本的な考え方です。

グローバルリーダーに求める人材像

  • 戦略的かつ効率的にグローバルビジネスをリードできる
  • 各地域で地域特性に合ったビジネスをスピーディーに展開できる

グローバル人材マネジメント戦略

グローバル経営加速に向けて、グローバル人材の育成に力を入れています。
海外事業の拡大には、現地に精通した優秀な人材の活躍が必要であると同時に、国内外の各拠点を統括しマネジメントする力、グローバルリーダーシップの強化が重要です。当社グループは求めるグローバル人材像を掲げ、中期的な取り組みとして、多様なバックグラウンドを持つ優秀な人材を確保し、各国拠点間での最適配置を通してグローバルリーダーの計画的な育成を図る「グローバル人材マネジメント」を推進しています。その基盤として、世界各拠点共通のコンピテンシー(資質)、人材データベース、グレーディング、出向制度、報酬制度等を整備してきました。

次世代の経営人材を育成するために、若手・中堅社員を対象として、日本国内社員の海外派遣と、海外拠点現地採用の社員の国内派遣を双方向で実施する、「海外実務研修」を積極的に実施しています。また、企業文化の浸透やリーダーシップ強化を中心とした、研修プログラムの世界的な共通化・標準化を図り、「MCIアカデミー」として整備を進めています。これらの研修を通して、これまでに40代での海外関係会社のトップが複数誕生しました。現地採用人材の主要ポジションへの登用も進んでいます。現在、海外関係会社の部長級の45%を現地化し、2018年には60%を計画しています。また、社長、副社長への登用も進めています。(合弁、買収会社を除く)

2015年度には、国内外の主要ポジションの後継者計画「サクセッションプラン」や、次世代経営人材候補者の選抜基準や育成プロセス「キータレントマネジメント」を整備しました。2016年度より本格運用を開始し、グローバル経営加速に向け、グループ横断的に取り組んでいきます。

現地人登用推移

経営の現地化 ー 三井化学インディア

本当の経営の現地化に向けて

私の使命は、三井化学グループのインド事業を早期に拡大させること。
その実現のためには、その土地に暮らし、自分たちの生活をもっと豊かにしたいと思っている現地の人が、自分たち自身で何ができるのかを考えて仕事に取り組むことが、もっとも近道なはず。だから私は、現地社員を育成し、経営の現地化を進めることが重要だと思っています。
そのために大切なのは、グループビジョンやコアバリューをはじめとする三井化学流の考え方を現地にしっかり浸透させること。一部社員のポジション登用に留まらず、社員ひとり一人がどう市場機会を見つけ出し、どう事業活動につなげていくかを自ら考え実現しようとする仕組みや文化を築く。それが本当の経営現地化だと思っています。

社長 大村俊博
2014年1月就任
2012年グローバルリーダーシップ研修参加

三井化学の文化を伝え、若い社員をゴールへ導く

三井化学インディアは、設立8年、社員も若く活力に満ちた会社です。それに対して、三井化学は100年を超える長い歴史があり、そこに築かれた文化があります。その1つは「信頼して任せる」という文化です。これは、インドという勢いのある成長市場の中にあって、社員が会社と共に成長していけるチャンスがあるということ。これは大きなモチベーティングファクターになります。私は、三井化学の歴史を知らない若い社員にもこの文化を伝え、教育しながら、ゴールに向かって導いていくことが、私の役割だと思っています。
また、インド事業を進める上で私がすべき大切なことは、本社とインドとの信頼関係を構築すること。そしてもちろんスピードが大事です。お互い率直に議論をしながらトライ&エラーを繰り返し、インドマーケットに合った戦略を組み立て、事業拡大を目指します。

副社長 Suraj Arya
2016年4月就任
2016年グローバルリーダーシップ研修参加

多様性を認め、相互に信頼しあう若いチーム-それが私たちの成長の原動力です

三井化学インディア(MCIND)には、活気にあふれ、暖かく、そして若々しい企業文化があります。そして、ビジョンを持ったリーダー、革新的なマネージャー、勤勉なスタッフが共に前進し続けています。
経営陣は、私たちとの密なコミュニケーションを心掛けるとともに、三井化学グループのグローバルビジョンやミッションに関する私たちの理解を促し、全員がそのビジョンに沿った目標を達成できるようにリードしてくれます。そしてマネージャーは、私たちの成長と更なる飛躍のために、セミナーや会議、リーダーシップ研修への参加など、能力開発の機会を与えてくれます。
MCINDは、従業員を信頼し、私たち一人ひとりを三井化学グループの成長への貢献者として評価し、そして評価されていることを実感させてくれます。全従業員にリーダーになる力を与え、私たちの可能性を拡げてくれる会社だと思います。
多様性のある考え方の下での結束が、このチームが効果的で革新的な解決法を生み出すことに繋がり、MCINDを成功に導いているのだと思います。
私たちはチームMCINDのメンバーとして働いていることを誇りに思っています。

Rajni Srivastava;
Senior Manager - Human Resources
(写真中央)

Priti Sahoo;
Junior Executive – General Affairs & Administration
(写真右から2番目)

多様な個性の尊重 ー Diversity & Inclusion

優れた人材を戦力として登用していくには、多様性を尊重する企業風土が欠かせません。
当社グループでは、2006年に「女性社員登用推進チーム」を設置し、働きやすい環境の整備や、ステップアップを支援する研修などを行ってきました。
2011年には、急速なグローバル化という環境変化に対応するべく、“異文化受容”という視点も含めた「ダイバーシティ推進チーム」へと改編。2015年には「ダイバーシティ推進室」として、さらに多様化する社員のキャリア意識や働き方に対する価値観の変化にも対応すべく取り組みを始めています。
国内における外国籍社員の仕事や生活を支援する専用窓口の設置、社員の自律的なキャリア形成を支援するキャリア相談室の設置など、性別・国籍等に関わりなく社員一人ひとりの活躍を支援するための体制を強化しています。
また、ワーク・ライフ・バランス推進に向けて、短時間勤務措置、看護・介護休暇、ベビーシッターや介護サービス利用補助などの支援制度等を充実させ、多様化する社員の価値観をふまえた働きやすい環境整備をさらに進めていきます。
当社グループは障がい者雇用にも積極的に取り組み、2004年度以降連続して法定雇用率を満たしています。今後も障がい者の方が生き生きと働ける風土の醸成、職場環境の整備に努めます。